女性とクレアチン

更年期にクレアチンは役立つ?40代・50代女性が知りたい筋力・骨の研究

公開: / 更新: KYND編集部

1.40代・50代からの「動ける体」と、クレアチン

階段を上る、買い物の袋を持つ、旅行先でたくさん歩く。そんな毎日を、これからも自分らしく楽しみたい。40代・50代は、今の体調と付き合いながら、先の自分のために体づくりを考える時期でもあります。

クレアチンが注目されているのは、筋肉が力を出すときのエネルギーに関わり、筋トレと組み合わせた研究があるからです。更年期に入ったら全員が飲むべきものではありませんが、「運動を続けて、力をつけたい」という方には知っておきたい成分です。

筋力・筋肉量
筋トレと組み合わせた研究で、上乗せの可能性が報告されています。
骨の健康
骨密度を増やす効果は、はっきりしていません。
更年期の不調
ほてり・不眠などを改善する目的では、まだ研究が足りません。

2.更年期と閉経後は、少し分けて考える

日本産婦人科医会の説明では、更年期は閉経の前後5年ずつを合わせた約10年間。閉経は、ほかの原因がなく12か月以上月経がないことなどから判断されます。年齢だけで「今が更年期」と決まるわけではありません。

この記事の筋力や骨の研究は、主に閉経後の女性を対象にしています。40代で月経の変化が始まった方と、閉経から年数がたった方では、体の状態が違います。「女性の研究だから自分にも同じ結果が出る」と考えず、対象の年齢や運動習慣も一緒に見ていきましょう。

3.筋肉が力を出すとき、何が起きているの?

筋肉が動くときには、エネルギー源の「ATP」が使われます。クレアチンは、使われたATPを再び使える形に戻すのを助ける成分です。体の中でもつくられ、肉や魚などの食品にも含まれます。

米国NIHの解説では、筋トレなど、短い時間に力を出す動作を繰り返す場面で研究されています。この働きが、運動と組み合わせてクレアチンを考える理由です。

筋肉とエネルギーの関係

力を出す、そのときに。
筋肉のエネルギーを補う。

筋肉をつくる細長い線維の模式図。線維の一つを強調し、その中でATPを補う仕組みを下の3段階で説明しています。

筋肉の中の、小さな働き

エネルギーの受け渡しを助け、
繰り返し力を出す場面を支えます。

  1. 01蓄える

    筋肉の中で、出番に備えるクレアチンの一部は、すぐにエネルギーを補える形で蓄えられます。
  2. 02補う

    使ったATPを、再び使える形に力を出すときに使うエネルギー源「ATP」を、素早く補うのを助けます。
  3. 03動く

    繰り返し力を出す場面へ筋トレのように、短い運動と休息を繰り返す場面で研究されています。
筋肉とエネルギーの仕組みを簡単に表した図です。筋肉量の変化や、KYNDを飲んだ結果を示すものではありません。出典:米国NIH・クレアチンの解説

4.筋トレと一緒に、筋力・筋肉量を育てる可能性

閉経後の女性を対象にした2026年の研究のまとめでは、筋トレにクレアチンを組み合わせることで、筋力や「除脂肪量」に小さな上乗せが報告されています。除脂肪量は、体の重さから脂肪を除いたもの。筋肉だけでなく、水分なども含むため、増えた分をすべて筋肉と考えることはできません。

大切なのは、飲むだけで体が変わるという話ではなく、筋トレに取り組む人の選択肢として考えること。すべての試験で同じ効果が出ているわけではありませんが、運動を続ける目標がある方には、検討する手がかりになります。

研究でいう筋トレは、重りや器具などを使って筋肉に負荷をかける運動です。ウォーキングや軽いストレッチに、そのまま同じ結果を当てはめることはできません。詳しい条件と数値は、後半の研究の一覧にまとめています。

5.骨のためにも役立つ?研究で分かったこと

更年期以降は、骨の健康も気になるテーマです。ただし、クレアチンで骨密度が増えるとは、現時点では言い切れません。

閉経後の女性237人を2年間追った試験では、筋トレと歩行にクレアチンを加えても、骨密度には追加効果がありませんでした。一方、骨の形状に関する一部の指標や、歩く速さには違いが見られました。

「骨密度」と「骨の形状」は別の指標です。この結果だけで、骨粗しょう症や骨折を防げるとは判断できません。骨が気になる方は、サプリだけに頼らず、健診や医師への相談で今の状態を知ることから始めましょう。

6.ほてり・眠り・集中力には、どこまで期待できる?

「眠りが浅い」「集中しにくい」などの変化から、クレアチンが気になる方もいるかもしれません。こうした更年期の悩みについては、筋力の研究と分けて考えます。

平均50.1歳の女性36人を対象にした小規模試験では、反応時間などに変化が報告されました。ただし、使われたのは「クレアチンHCl」などで、多くの筋トレ研究やKYNDで使う「クレアチンモノハイドレート」とは種類が異なります。

気分の波への効果も、統計的には明確ではありませんでした。更年期のほてり・不眠・気分の落ち込みを改善するためのサプリとしては、まだ十分な根拠がありません。生活に支障がある不調は我慢せず、婦人科などで相談してください。クレアチンを理由に治療や薬を置き換えないようにしましょう。

7.量・体重・運動について、気になる疑問

更年期なら、何g飲めばよいですか?

更年期の女性に一律に勧められる量は、今回の研究からは決められません。試験によって成分の種類、量、運動条件が異なります。研究の量をまねて増やすのではなく、選んだ製品の表示を確認しましょう。治療中の方、腎臓の病気がある方、薬を飲んでいる方は、始める前に医師や薬剤師へ相談してください。

体重が増えたり、むくんだりしますか?

クレアチンでは、体内の水分が増えて体重が変わることがあります。体重の増加が、そのまま脂肪の増加を意味するわけではありません。詳しくは女性の体重・水分・むくみの違いで説明しています。

運動していなくても、筋肉や骨のために飲んだ方がよい?

骨量が少ない閉経後の女性200人の試験では、1日3gを2年間飲んでも、骨や筋肉への追加効果は確認されませんでした。運動をしていない方全員に必要とはいえません。運動しない場合のクレアチンも参考に、自分の目的から考えてみましょう。

ホルモン補充療法(HRT)と一緒に使えますか?

今回の研究だけでは、HRTとの組み合わせが自分に適するかは判断できません。製品名と原材料・配合量が分かる表示を、処方している医師や薬剤師に見せて相談してください。

8.今の私に合う、続けられる習慣を

まずは「体を動かす日をつくりたい」「筋トレで少しずつ力をつけたい」と、自分の目標を一つ決めてみましょう。食事や休息を大切にしながら、体調に合わせて続けられる運動を選ぶ。その習慣に加えるかどうか、という順番でクレアチンを考えると選びやすくなります。

商品を見るときは、成分の種類、1回分のクレアチン量、ほかの原材料、味や価格を確認します。粉末全体の重さとクレアチンだけの量は異なります。女性のための商品選びガイドにも、表示を読むポイントをまとめています。

9.KYNDで、私の毎日に合うタイプを選ぶ

これからの体づくりにも、毎日の心地よさにも目を向けたい方へ。KYNDは、クレアチンモノハイドレートに、魚由来コラーゲンペプチドとビタミンCなどを組み合わせた2タイプを準備しています。

1回分のクレアチンは3g。使用案内は、1スクープ約5gを水250mLに混ぜてお飲みください。 約5gは粉末全体の重さです。原材料や価格は、それぞれの商品ページで確認できます。

研究は成分について調べたもので、KYNDの完成品や更年期症状への効果を示すものではありません。注文・予約受付は準備中です。

採用済みのパッケージ開発イメージです。実物写真や完成品の効果を示す画像ではなく、包装の表示は最終仕様ではありません。

10.研究の条件と出典を詳しく読む

研究の対象、期間、成分の種類を確認したい方へ。本文で紹介した4件の条件と結果をまとめました。

研究の一覧を見る(4件)
更年期・閉経後の女性のクレアチン研究4件の条件と結果
研究どんな研究?分かったこと読むときのポイント
Naddafhaら(2026)閉経後の女性を対象にした7試験・計608人、平均約62歳。期間は12〜104週間。筋力と除脂肪量に小さな上乗せ。骨密度は全体として変化なし。運動・摂取量・期間が異なる研究のまとめ。全員に同じ結果が出るわけではありません。
Chilibeckら(2023)閉経後の女性237人、平均59歳。筋トレと歩行を2年間実施。骨密度には差なし。一部の骨の形状指標と80m歩行時間には差が見られました。筋力の追加効果も確認されず、すべての評価が改善した試験ではありません。
Salesら(2020)骨量が少ない閉経後の女性200人。1日3gを2年間。骨密度、除脂肪量、筋肉の機能に追加効果はありませんでした。クレアチン単独で骨や筋肉が増えると考えないための研究です。
Korovljevら(2026)更年期移行期・閉経後の女性36人、平均50.1歳。4群で8週間比較。一部の群で反応時間などに変化。気分の波の改善は統計的に明確ではありませんでした。HCl・エチルエステルという種類を使用。モノハイドレートの試験ではありません。

Naddafhaら(2026)

どんな研究?
閉経後の女性を対象にした7試験・計608人、平均約62歳。期間は12〜104週間。
分かったこと
筋力と除脂肪量に小さな上乗せ。骨密度は全体として変化なし。
読むときのポイント
運動・摂取量・期間が異なる研究のまとめ。全員に同じ結果が出るわけではありません。

Chilibeckら(2023)

どんな研究?
閉経後の女性237人、平均59歳。筋トレと歩行を2年間実施。
分かったこと
骨密度には差なし。一部の骨の形状指標と80m歩行時間には差が見られました。
読むときのポイント
筋力の追加効果も確認されず、すべての評価が改善した試験ではありません。

Salesら(2020)

どんな研究?
骨量が少ない閉経後の女性200人。1日3gを2年間。
分かったこと
骨密度、除脂肪量、筋肉の機能に追加効果はありませんでした。
読むときのポイント
クレアチン単独で骨や筋肉が増えると考えないための研究です。

Korovljevら(2026)

どんな研究?
更年期移行期・閉経後の女性36人、平均50.1歳。4群で8週間比較。
分かったこと
一部の群で反応時間などに変化。気分の波の改善は統計的に明確ではありませんでした。
読むときのポイント
HCl・エチルエステルという種類を使用。モノハイドレートの試験ではありません。
筋力・筋肉量:研究のまとめを詳しく読む

2026年のメタ分析では、除脂肪量を調べた5試験338人で、比較群との差は平均0.37kg(95%信頼区間0.05〜0.69kg)。脚で重りを押すレッグプレスの最大筋力は、3試験111人で平均7.5kg(同2.2〜12.8kg)の差でした。これは各試験を統合した推定値で、個人が増やせる量の予測ではありません。

筋トレと1日5g以上を組み合わせた研究で効果が目立ちました。ただし、用量と運動条件が同時に異なるため、「何g以上なら必ず効く」という境界は決められません。研究の多くには方法上の懸念があり、著者の一部はクレアチン関連企業や業界団体との関係を開示しています。

骨:2年間の試験を詳しく読む

Chilibeckらは、クレアチンモノハイドレートを体重1kg当たり1日0.14g、または比較用のプラセボを使用。両群で週3回の筋トレと週6回の歩行を行いました。大腿骨頸部・股関節全体・腰椎の骨密度に、クレアチンの追加効果はありませんでした。

大腿骨頸部の一部の形状指標と80m歩行時間には差がありましたが、ベンチプレス・ハックスクワットの筋力には差がありませんでした。骨の形状の結果は、骨折予防が証明されたという意味ではありません。

Salesらの試験では、骨量減少のある閉経後の女性が、1日3gのモノハイドレートまたはプラセボを2年間摂取しました。骨密度・骨の微細構造・転倒や骨折の回数、除脂肪量などで追加効果は確認されませんでした。両試験の量は研究条件であり、商品の使用量の案内ではありません。

集中力・気分:36人の小規模試験を詳しく読む

Korovljevらは、HClを1日750mg、HClを1日1,500mg、HClとエチルエステルの組み合わせを1日800mg、プラセボの4群を比較しました。1,500mg群で反応時間と脳内クレアチン濃度などの変化を報告しています。

気分の波の重さについてはp=0.06で、一般的な基準では統計的に明確な差とはいえません。少人数・短期間で、使用成分も異なります。モノハイドレートで更年期の不調や睡眠が改善するという根拠にはできません。2025年オンライン公開、2026年刊行の研究です。

参考文献・資料

出典・商品情報の確認日:2026年9月23日。KYND編集部。

私の毎日に合うタイプを、詳しく。

香料・着色料不使用のノンフレーバーと、果実の風味を楽しむラズベリーレモン味。原材料・使用案内・価格を商品ページで確認できます。

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